キャラクター考察:リコ
はじめましての人ははじめまして!
そうじゃない方はおはこんにちはこんばんは!
どうもまろです(*´°`*)
始めの一歩の考察です!
何から考察していこうかな〜……と悩んだんですが、色々あるけどまずはやっぱり主人公!
若き探窟家、リコちゃんを考察していこうとおもいます!
⬇︎※以下、1巻〜2巻程度のネタバレを含みます!⬇︎
■メイドインアビス 主人公:リコ はどんな子?
まず物語を語る上で切っても切り離せないのが好奇心旺盛、冒険大好き、てかアビスが好きで好きでしょうがない!
そんな夢と憧れに満ち溢れた主人公の少女、「リコ」ちゃんです。
主人公リコは、探窟家としての最高峰、「白笛」を目指す探窟家見習いの少女です。
その証に、
・鈴(探窟家のタマゴ)
・赤笛(探窟家見習い)
・蒼笛(一人前)
・月笛(師範代)
・黒笛(ベテラン)
・白笛(伝説級)
のランクのうち、赤笛を首にかけています。
アビスの淵にある大穴の街「オース」の西区にある、「ベルチェロ孤児院」で探窟家見習いとして暮らしていました。
●好奇心・探究心旺盛●
まず特筆すべきは、その好奇心・探究心の大きさ。
物語冒頭でも、「そう!始まっていたのです!」と自分が手に入れた(ちょろまかした)、”遺物“と呼ばれる不思議な力を持つ発掘品の一つ、「星の羅針盤」の真実の解説(リコ調べ)から始まりました。
わからない事は知りたい!見たこと無いものは見にいきたい!
アビスの底に、自分が知らない“真実”がある!
そう信じて疑いません。
そして、その好奇心を満たすためには何でもやります!やらかします!
・遺物ちょろまかし
・拾い食い
・大規模停電
・手続き無しのアビス侵入(赤笛は二層以下への立ち入りを禁じられ、入ると自殺扱いになる)
やらかした分、痛い目も見ています。
・鞭打ち
・腹下し
・猛省文(反省文ってレベルじゃ無い?)
・裸 吊 り
しかしそんな罰もおかまいなし
裸吊りだけは少々こたえた様子があるものの、基本は同じ悪行を繰り返します
圧倒的な鋼メンタル(かくしん
でも全ては「アビスへの憧れ」が彼女を動かしているのです
●食欲旺盛●
食べ物だって好き嫌いせずなんでも食べます
道に落ちてる外国の食べ物も食べます
それは「二度とそれを食べられないかもしれないから」
そう、たとえお腹を壊しても!どんなに美味しくなさそうな度し難い見た目で虫が突撃しまくってる料理でも!
「食べ逃して後悔したくないもの アビスの旅は一期一会なんだから」
そんな想いで、いただきますができる子です
↑そして当然の様に腹を下す(ここまでテンプレ)↑
また、リコ自身も料理上手で、リコの料理した美味しい料理をナナチが頬張る流れを楽しみにしている読sy……探窟家もいるほど。
ですが、ちょっと待ってください。
キャラクターデザインが不思議。
・メガネ
・おさげ
・デコだし
……うーん??
パッと見インドアと言いますか、委員長タイプに見えますよね?「冒険に行く」アウトドア派には一見すると見えないような……?
↑某自転車競技アニメの委員長↑
ですが、そんな彼女がメガネであるのにはある秘密があったのです!
あっ、メガネに秘密があるんじゃないですよ?
↑某探偵の秘密道具はアビスの遺品レベル↑
■リコがメガネをかけている理由
リコがメガネをかけている理由……それはズバリ!!視力が0.1しかないから!!!!!
……だったら、「ふぅん。で?」って感じですよね笑
トピック作ったりしません!w
そう!実はあの大穴「アビス」が関係していたのです!
●目は悪くない、むしろ良い●
上でイケメン(リコ達の隊のリーダーで月笛のジルオさん)が言うように、目が悪いわけではないのです。
だけど、物を見るときに水晶版を挟まなければ頭痛に苛まれる不可解な症状を持っていました。
何故そんな症状になるかはわからない。でも、原因だけはわかると言うイケメンなジルオさん
うん、イケメンだわ……イケメン……
●原因はアビスの“上昇負荷“と言う「呪い」●
「はぁ?上昇負荷……何言ってんねん?上に登るだけで目なんて悪くならへん!そないな事言うなら通天閣ぎょーさん登っとるワイの方がごっっっつ目ぇ悪うなっとるっちゅーねん!なぁ!工藤!!」
そう感じた貴方!アビスを読みましょう(流れる様に布教していく立ち回り)
そう、実はこの”アビス”と呼ばれる大穴。
潜る分には、特に何も問題は無いのです。(危険な生物などはいますが)
ただし、潜ったら最後……「登る事が難しい」のです。
「そら当たり前やろ!穴登るんやったら難しいのは当然やないか!なぁ!工藤!」
↑いつも思うけどコイツ工藤好き過ぎでは?↑
のんのん。
実は、アビスでは移動速度や体格に関係なく、「下から上」に登る際、必ず「アビスの呪い」と呼ばれる謎の症状が発生するのです。
場所にもよりますが、「階段を登るだけ」で発症する場所も……。
また、深い層に行けば行くほど、その“上昇負荷”は厳しくなっていきます。
・深界一層:軽いめまいと吐き気
・深界二層:重い吐き気と頭痛
・深界三層:平衡感覚の異常と幻覚・幻聴
・深界四層:全身に走る激痛、穴という穴からの出血
・深界五層:全感覚の喪失とそれに伴う意識混濁、自傷行為
・深界六層:人間性の喪失、または死
・深界七層: 確 実 な 死
もう一度言います。場所によっては「階段を登るだけ」で起きる症状です。穏やかじゃないですね!
普通に四層から軽く死ねます。赤笛探窟家まろさんなら確実な死は四層からかもしれません
さてこのリコの症状。探窟家見習いとして一層に潜った際の帰還時起こったのか?
でも一層は軽い目眩と吐き気……そう思った貴方は賢い!
そう、実は一層の呪いでは無いのです。
●生まれはアビス、育ちは地上●
彼女はなんと、アビスの深層で誕生しました。
更に母親は、「白笛」“殲滅“のライザ
まさに正真正銘の”伝説“「白笛」の娘だったのです。
ですが、1巻時点では地上で生活しています。
果たして伝説クラスの探窟家の娘とは言え、赤ん坊が「アビスの呪い」に耐えられたのでしょうか?
そのヒントは「呪い避けの籠」と言う”遺物“にあります。
●呪い避けの籠によって地上に運ばれる●
↑やたらでかいし重いらしい↑
これが呪い避けの籠。
無双の怪力を持つ白笛 “不動卿”のオーゼン(画像の長身の女性)の手によってこの籠に入れられたリコは赤ちゃんのまま地上まで運ばれます
これによって、全部じゃなくとも呪いがある程度防がれたんですね!
目だけで済んでよかった!
すごいぜアビスの遺物!!!
●……と、思うじゃん?●
そう、実はこの「呪い避けの籠」と言う遺物の効果は呪い避けでもなんでもなく、「入れたものが動き出す」ものだったのです。
入れたものは呪いを受けるし、死にもする。
でも「動き出す」
その証明が、リコ。
なんとリコは「死産」でした。
オーゼンさんは、なんと「邪魔だったから」と言うだけの理由でリコの死体を呪い避けの籠に入れていただけで、そのまま遺物ごとその場所に置いていくつもりでした。
だって無駄に重たいし……この呪い避けの籠。置いていきたくもあります。
遺物争奪戦によって、体力も残り少ない状態でしたからね。
ライザと本来の回収目的の遺物だけ持っていこう。そう決めたオーゼンさん。
しかしなーんか雰囲気がおかしいんだ……。辺りがね、静まり返っているんですよ……
ざぁぁぁぁ……聞こえるのは雨音だけ。
怖いな怖いな……何か変だな……そう思っていると
「まぁぁ……ぶぇぇ」
「うわぁぁぁああぁぁ!!??」
中からね、死んでいたはずの……赤ちゃんの泣き声が聞こえて来たんですよ……
私はどうにもね……信じられず、聞き間違いかなー、そんな事あるわけないよなー、なんて思って籠を開けてみたんだねこれが
そうすると
ーーずるり。
「まぁぁ」
這い出して来たんだよ死んだはずの赤子が!
「ヒッ」
短い声を上げるのもつかの間
よちよち……よちよち……歩き出すんだね……
どこへ行こうとしたと思う?
そう……“奈落”、アビスに向かって這い出したんですよ…………(CV:稲●淳二
※実際のオーゼンさんは「気味が悪い」程度の感想でした、さすが白笛!
……長くなりましたが、前置きはここまでです!
ここから考察していくよ!
■「リコ」とはどう言う存在なのか
ここまでの状況を整理してみましょう
・アビス深層で産まれた
・産まれた時には死んでいた
・呪い避けの籠に入れたら動き出した
・出すとすぐにアビスに向かって這い出した
・今現在もアビスの底に行く事を目的としている
……そう、簡潔に言うと、リコはアビスに向かって動く死体、なんですね
ただ、血も流れ心臓も動いている為、生命体としての活動はしているようです。
また、見ての通り「探究心旺盛な魂」も定着しています。
ただ、オーゼンが試しに夕飯にする予定だった肉を呪い避けの籠に入れたところ、動き出した肉はしばらくして活動停止しています。
つまり、ここでまず何がポイントになるかと言うと
リコにはタイムリミットがある
と言う事なんです。
それがいつまでなのかは言及されてないですし、現状は魂が体に完全に定着している様に思えます。
ですが、どう転んでもリコが「動く死体」と言う事実は覆りません。
●本来のリコと「アビスに向かおうとするリコ」は別人?●
産まれた時にはすでに死んでいた……つまり、魂が抜けた状態の器しか残されていなかったリコ。
果たして、今の器に入っている「アビスに向かおうとするリコ」は、本来の「リコ」なのでしょうか?
●本来のリコ≒「アビスへ向かおうとするリコ」説●
赤笛探窟家のまろさんは、こちらの説を推していきたいと思います!
イコール、ではなく、ニアリーイコール、と言う説です。ほぼ本来のリコ!でも一部だけ違うよ!と言う筋で考察していきましょう。
アビスで命を落とすと、魂はアビスの底に還り、また命を願った者の所へ形を変えて旅に出る……と言うのが、アビス信仰です。
本来のリコの魂は、アビスで失われたので一度アビスの底へ還りました。
これは、仮に今のリコが別の魂だとしても、同一の魂だとしても、そうだったのではと思います。
そして命を願った者の所へ形を変えて旅立ったとすれば……それはどこへ向かったのか。
それは、「ライザ」の下であったのではないでしょうか?
夫のトーカに先立たれ、その夫が残した“宝“である娘は「死産」。
オーゼンが「あんなライザは見たかなかったよ」と言うほどに、打ちひしがれていたのではないでしょうか。
当然、娘の命をあの”白笛“ライザが簡単に諦めた事は無かったはず。
いえ、白笛でなくとも、子供の命が失われた事に納得できる”母“は、そういないでしょう。
ともすれば、遺物「呪い避けの籠」が「リコ」と言う器に取り込んだ魂。
それは、母の願いに呼応した、本来のリコの魂、だったのかもしれません。
ただし、「形を変えて旅に出た」結果、母の願いに呼応する形で元の体に戻ったのだとすると……
その魂は、一部を「アビスの底へ向かおうとする」形に変質してしまったのではないでしょうか。
それが、イコール(=)ではなくニアリーイコール(≒)だ、と言う根拠になります。
魂が本来のリコとほぼ同じであるならば、器である身体にしっかりと定着したのも頷けます。
また、前述した“タイムリミット”も、そのおかげで長くなっているのではないでしょうか。なんたってほぼ死ぬ前と同じ状態なんですからね。
仮にオーゼンがぶち込んだ夕食用の肉に入った魂が本来の器の持ち主の魂と全く別物だとすれば、定着せずすぐに動かなくなった、と言う仮説が成り立ちそうです。
この辺りが、「ただの肉」と「命を願われたリコ」の差かもしれませんね。
ですが、いくら強い願いがあったとしても、この遺物に本来の器の魂を持ってくる程の力があったのか?と言う疑問も残ります。
その鍵を握るもの。それは“白笛”です。
●遺物の起動する鍵としての“白笛”●
「呪い避けの籠」を起動時、オーゼンが白笛を吹いて起動しています。
つまり、この遺物は白笛によって起動する類の遺物であると言えるでしょう。
ですが、実はこの時オーゼンさんは起動する為に白笛を吹いただけ。
つまり、「呪い避けの籠」と言われる遺物の「本来の役割」を引き出しているわけではなかったのではないか……?そう考えられるのです。
●「呪い避けの籠」の真の役割を引き出したのはライザの白笛説●
そう、白笛の効果は「遺物を起動する」だけでに留まりません。
遺物の「真の役割」を引き出すのも、また白笛の音色によるものです。
つまり、ただ入れた物質を動かすだけの遺物の、真の力を引き出したのは、母、ライザの願いと、白笛の音色だったのでは?!
と言うものです。
●ライザの白笛は”誰“なのか●
”白笛“は赤〜黒までの他のどんな笛とも違い、「本人にしか使えない」と言う特性があります。
他の人が使おうとすると、「命の紋」が合わないのです。
それは、白笛の特殊な原材料「命を響く石(ユーアワース)」にあります。
命を響く石の原材料は、人間。それも、使用者に全てを捧げる確固たる意志がないと命の紋は適合しません。
そして、リコの魂を引き寄せたその笛の音色……それはリコの父親「トーカ」が素になっていたのではないか?
命を響く石は、相手に全てを捧げる確固たる意志……想いの結晶。
で、あるならば、トーカがライザの白笛になることを望んだ可能性は大いにあると思います。
母の強い願いと、父が素になった白笛、その二つの強い想いが重なり合い生まれた“奇跡”だったのでは無いかと考察します!
●アビスの淵に上がったライザの白笛●
「いやいや、ライザっちゅー白笛は、トーカが死ぬ前から白笛やったやんけ!ほなら、父親のものちゃうで!なぁ!工藤!」
このページを見てみましょう。
トーカと結婚する前に、既にライザは白笛だった事がわかります
じゃあ、父親が白笛になった説は赤笛まろさんの妄想ですね!さっすが西の高校生探偵!はい、考察おしまい!
……いえいえいえいえ!
ちょっと待ってください!
このタイミングのライザの白笛……当然ですが「地上に上がってきた」ものと同じ形なんです。
それが、「ライザがアビスで命を落としたと思われる根拠」とされ、地上ではその功績を称える祭りが行われました。
ですが、仮にライザがまだアビスの底で「生きてリコを待っている」としたならば……?
果たして、白笛“殲滅卿”のライザが、その白笛無しで冒険を進めるでしょうか?
と言うか、物理的に進められるのかすら怪しいです。(白笛がないと通れない、動かないものがある為)
そう、ライザの白笛は「二つある」のではないか、そう思うのです。
そして、今現在使っているのがライザの旦那でありリコの父親「トーカ」の笛だとすれば!
「呪い避けの籠」の真の力を引き出せた、と言う事にも頷けるのではないでしょうか?
リコが泣き声をあげる、ほんの少し前、ライザは「1人にしてくれ」とオーゼンに伝え、洞穴にはライザだけが残りました。
そして、辺りは大雨。笛が吹かれたとしても、聞こえなかった可能性が大いにあります。
また、白笛は仮に加工された笛の形をしていない「命を響く石」の状態でも、擦って音を出す事でその力を発揮します。
あの瞬間、ライザが娘を想い、トーカだった「命を響く石」を擦っていたのなら。
そして、それに「呪い避けの籠」が呼応したのなら。
「呪い避けの籠」が隠された「加護」を発動させた。
そう言う事も、あるかもしれません!
そう、アビスならね。
●リコの魂はアビスの底に繋がっている?●
少し蛇足になるかもしれませんがこれもここで語っておきましょう。
リコの魂は、ある種「特殊」だと言えます。
それは、タマウガチ……通称”タマちゃん”の毒を受け、瀕死の重体を負った際の臨死体験にも現れています。
あのタイミングで、リコは「ミーティ」の魂と会します。
あそこは、どこだったのでしょう。
恐らくは、アビスの底「魂の還る場所」……の、一歩手前。
日本で言う「三途の河」の様な場所だったのではないでしょうか?そして、2人の魂はそこに「囚われ動けなかった」。
あのミーティは夢ではなく「実際にミーティの魂と出会った」のだと考えます。
それは、レグが言うように「アビスと深いところで繋がっていて……」が、正解に思えるのです。
今後も、「アビスと深いところで繋がっている」リコには、何かリコにしかできない特別な何かが起こるかもしれませんね。
長くなりましたが、リコの考察は以上になります!(*´°`*)
この旅で、一番成長しているのはリコ。
アビスの生物の生態を、図鑑に載っているものとはいえ全て暗記し、数々の呪いを体験し、死を感じるタイミングでも冒険を諦めず、実際に死の淵から蘇ったリコ。
「子供卿」と呼ぶに相応しい(?)立派な探窟家に成長しつつありますね。
今後、どの様な”白笛“に成長するのか、見守っていきましょう!
それではあでゅー!(*´°`*)ノシ